くだものの糖度
良くスーパーのくだもの売り場に、「糖度13」などという表示を見かけますよね。でも13の糖度が一体どの程度の甘さなのか、いまひとつピンとこないのは私だけ?
糖度とは、食品に含まれる蔗糖の濃度なのですが、くだものには酸が含まれるものが多いので、実際に食べて感じる甘みは一概に糖度のみでは測れないのが実際のところのようです。わかりやすい例は、玉ねぎです。玉ねぎには糖度が多く含まれますが、辛み成分が多いので甘さは感じませんよね。ですか、糖度が表示されていることは甘みの目安となるのは確かです。
一般に言われている糖度の目安としては、苺12度・メロン14度・ブドウ17度・桃13度以上を甘いと表示しているようです。でも、くだもののおいしさを決めるのは甘さだけではありませんよね。食感や香り、酸味などが複雑にからみあって美味しさを感じるものです。
それにしても、くだものを傷つけることなく糖度が測れるなんて、すごいことだと思いませんか?以前は、果汁を搾って糖度計で測定するという方法が一般的でしたが、最近は光センサーを使ってくだものにダメージを与えずに糖度を測れるようになりました。さらに、糖度だけではなく、酸度・りんごの蜜量・くだもの内部の褐変を測定できるものも開発されているそうです。これらの技術によって、サンプルのみの検査から、出荷品全ての検査が可能になるので、買ってみたら中が腐っていたというがっかりな経験は、なくなるのかもしれませんね。
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